【7月公開】まだ観てないけど期待の映画3本!(ロバート・コペンハーゲン)2007.07.04 07:52


映画をちゃんと劇場で観る、ということを心掛けています。観終わった後に「DVDで充分だったな……」と思ったとしても、その落胆さえも、劇場で映画を観ることの価値の一部であると思うのです。僕の場合、いろいろと過去のことを振り返ってみる時、「映画を劇場で観た!」という記憶が、断片的になってしまっている種々の記憶を繋ぎ合わせるのに一役買っています。つまり、それは「あの映画を観たときの俺」を基準に記憶の地図を作っていくという作業。特に、僕の上京後の記憶は、都内の映画館とそこにまつわるエピソード、そして、映画とそれによって生まれた感情の芯みたいなものでもって、ひとつの物語を形成していると言っても過言ではありません……なんていうハッタリはこのくらいにして、今月公開される映画の中で僕が特に気になっている3本を、まだ観てないけど、ドドンと紹介しちゃいたいと思います、今回のニュースでは!!!

そんなわけで、まず初めに紹介するのは、『ジーニアス・パーティー』という7人の監督による短編アニメの連作映画。東京では今週末(7月7日)公開となります。『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』を生み出したSTUDIO4℃の制作ということで、何よりその映像美に期待大です。前述の『マインド・ゲーム』<日本のアニメ映画の最高傑作>だと思っている僕としては、湯浅政明監督の「夢みるキカイ」という作品がやっぱり気になるところ。アニメでしか不可能な映像表現とストーリーテリングを、今回の映画でもぜひ見せつけてもらいたいと思っています。

(上映時間/104分)


次に紹介するのは、デヴィッド・リンチ監督の最新作『インランド・エンパイア』。7月21日より恵比寿ガーデンシネマで公開です。なんつったって、デヴィッド・リンチです。どうせ頭のおかしな映画に決まってます。ハリウッド女優が映画出演を通して何やらおかしなことになっていく……という内容らしいこの映画、その概略から察するに『マルホランド・ドライブ』をもっと突きつめたような作品になっているんじゃないかと僕は踏んでいます。それにしても、上映時間が3時間って……脳味噌破裂しちゃうんじゃないだろうか(そう言えば、全然関係ないんだけど、大日本人の変身後の髪型ってイレイザーヘッドそっくりだよね)。

(上映時間/180分)


最後に紹介する映画は、くらもちふさこの漫画を原作とした映画『天然コケッコー』。東京では7月28日公開です。『リアリズムの宿』『松ヶ根乱射事件』などの作品で気持ちの悪い笑い(最高!)を提供しつつ、『リンダリンダリンダ』では高校生の日常の機微を見事に描いた山下敦弘が監督を務める上に、脚本は『ジョゼと虎と魚たち』渡辺あや、主題歌はくるり(『言葉はさんかく こころは四角』)と、これ以上ないくらいの最強の布陣。しかも主演は、名字は非公開でお馴染みのCM出まくり若手女優、夏帆。どれかひとつの要素だけでも観に行ってしまうのに、これだけ揃ってしまったらもう絶対に観に行かないわけがないのです。なんかズルいくらいにスゴいメンバー。必見だと思います、個人的には。

(上映時間/121分)


あと、『皇帝ペンギン』ならぬ『童貞ペンギン』なる映画も公開されるということも本当は触れておきたいところですが、それはまた別の機会に。
んじゃ、また!