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| 【感想】すごいぞ小栗旬!映画『キサラギ』!(ロバート・コペンハーゲン)2007.06.22 07:05 |
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誰が観ても絶対におもしろいと思うだろうなぁ……って映画と出会うことがたまにあります。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズとか、最近だと『バタフライ・エフェクト』とか。
先週末に公開された映画『キサラギ』(監督/佐藤祐市)は、まさにそういう類の作品でした。
自殺したとされているB級アイドル・如月ミキの一周忌に集まった5人のファンたちが彼女の死の真相に迫っていく……というのがこの映画の大まかなストーリー。全編通してたった1つの部屋の中で物語が展開していくワンシチュエーション・コメディなのですが、『ALWAYS 三丁目の夕日』の古沢良太が手掛けた脚本がおもしろすぎて、全く退屈さを感じる暇などありません。フライヤーや予告編を目にした時から、この映画がヴィジュアル的には絶望的にダサい作品であることはわかっていましたし、実際本編もそうなのですが(確信犯的にやってるのかも?)、そんなことは微塵も気にならなくなる。旬カーベル(小栗旬/オールナイトニッポン内で彼はリスナーからこう呼ばれている)を始めとした俳優陣の演技も素晴らしく、驚くべき事実が次々と明らかになる中での感情の揺れ動きの卓越した表現が、閉鎖的な画面にぐっと広がりを持たせています。
しかし、残念すぎる点が2つばかりあります(若干ネタバレ)。
まず1つ目は、ずっとひた隠しにされてきた如月ミキの顔が最後の最後で明らかになってしまう点。それまでの話の中で誰もが如月ミキに好感を抱くようなエピソードを連発しておきながら、アイドルの好き嫌いを決定する最も重要な要素である「顔」を最後になって公開してしまうなんて、そこにどんな意図があろうとも、はっきり言って興ざめです。その昔、伊集院光がラジオ番組の企画で創作した架空のアイドル・芳賀ゆいと同様に、観念的な「最高にかわいいアイドル」に終始していればよかったものの……もう本当に残念でなりません。
そして、もう1つ残念なのは、最後の大オチ。あの大オチは、誰が何と言おうと絶対に必要なかったと僕は思います。完全に蛇足です。蛇足すぎて笑えるものも笑えません。
その2点を除くと、この映画『キサラギ』、とてつもなく楽しい映画です。観て損なし! オタクな旬カーベルもやっぱりカッコいいのが癪に障るけど! っていうか、「旬カーベル」って呼び方どうなの!? いや、全然「旬カーベル」って素敵な名前だけども!
