今回考えた人・・・なかいち
「ねえ、秒速5センチなんだって。」
「え、何?」
「桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。」
新海誠監督の連作短編アニメーション『秒速5センチメートル』の中から、第一話 桜花抄 の冒頭に出てくる会話です。
『秒速5センチメートル』は、3つの短編から構成されたアニメーション映画となっています。
新海監督の作品は絵がきれいと定評がありますが、この作品もやはり、風景や背景がきれいで、なかなか見事なものです。
それでは早速、ここから作品についてのレビューを展開していこうかと思いきや、それは秒速5センチメートルの公式ホームページやその他のサイトを検索すれば、僕が書くよりも、ずっと読みやすいものが簡単に見つかると思うので、気になる人はどうぞそちらの方をご覧ください。(何と手抜きな……。)
本編のストーリーやレビューなどは、他のサイトに任せることにして、今回はもっと違うことを考えることにします。
ということで、今回の考えるヒントのテーマは、これです。
桜の花の落ちるスピードは、本当に秒速5センチメートルなのか??
それを検証してみました。
○検証方法
桜の木から花びらが落ちて地面に付くまでの時間を計測して、散った花が付いていた枝から地面までの距離を測ろうと考えていたが、いざ実践してみると、散った花びらがどこに付いているかを特定するのが意外と難しかったので、あえなく断念。しかし、よく考えると、外で測定するよりも室内で計測した方が、風の影響もなく、より正確にはかれる気がするので、室内で計測できる方法に変更します。
桜の花びらを数十枚用意して、その中から適当に花びらを一枚選び、その花びらを一定の高さから落として(散らせて)、落ちるまでの時間を計測する。
これを繰り返して、花びらが地面に落ちるまでの時間の平均を出す。
そして、この平均時間で、(花びらを落とした地点から地面までの)距離を割ることによって、花びらの落ちる速さを決定する。
また、桜の花は代表的なソメイヨシノを用いることにする。
○検証手順
①花見客が大勢いる中で、咲いている桜の花をむしり取るようなことは、さすがに気が引けたので、落ちている花びらの中で、散って間もないと思われるものを数十枚ひろってきた。
②数十枚の花びらの中から、適当に一枚選び、それを200cm(つまり、2m)の高さから落として、花びらが地面に付くまでの時間を計測した。(2mという数字は、気分で決めました。)
③21回ほど、②を繰り返し、その結果をもとに花びらが地面に付くまでかかる時間の平均を出した。
(もちろん21回という数字は、雰囲気で決定しました。)
④そして最後に、花びらが落ちる速さを出した。
○結果
|
花びらが落ちるまでの時間(秒) |
1.95 |
1.87 |
2.11 |
2.03 |
1.97 |
2.06 |
2.15 |
1.89 |
2.01 |
1.55 |
2.13 |
|
花びらが落ちるまでの時間(秒) |
2.02 |
1.95 |
2.00 |
1.84 |
2.24 |
2.06 |
2.08 |
1.99 |
1.84 |
2.21 |
|
花びらが落ちるまでの時間の平均=1.99秒
花びらが落ちる速さ=200cm÷1.99秒=約100cm/s
と、いうことは・・・・・・
桜の花の落ちるスピードは 約秒速100センチメートル。
い、意外に速いっ・・・!?
でも、秒速100センチメートルとは、どれくらいの速さなのだろう。
手始めに、時速になおしてみると、秒速100cm=時速3.6km
時速3.6kmといって、思いつく例を挙げると、
ごぼうを引き抜いて収穫する機械(ごぼうピッキングハーベスタ )の最高時速が、時速3.6kmとなっている。
つまり、
桜の花の落ちるスピードは、
ごぼうを収穫する機械の最高時速と同じ。
最後に、(一見すると全く無意味に思われる)今回の検証でわかったこと:
『トリビアの種』を検証している人の気持ちが少しだけ分かったような気がしました。
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