ライター:チンタ=ポンタ
あえて、誰でも知ってるようなことを紹介したい。でも、誰にも知られずに終わって しまう可哀想なものも紹介してあげたい。だから、目にとまったものを適当に紹介し ます。
第38回 怪物を紹介します。

ギリシア神話とかに出てくるバケモンに「メドゥーサ」がいる。
かなりバケモンの中でもメジャーな彼女だが、いろいろと勘違いをしていないだろうか。
醜い容姿をしていて、頭髪が無数の毒蛇で、一度その姿を見れば石になってしまうという。
それくらいは知っている。
見たら石になっちまうのに、誰がそんなの確認したんだ?
とかいう、つまらないことを言いたいわけではない。
ただ、彼女についての勘違いを改めていきたいのだ。

まず、「メデューサ」じゃないってこと。
正しく(?)は「メドゥーサ」だ。
語源はギリシア語の「medousa(女支配者)」だ。
もう、名前からよく躓かれてしまう、不憫な彼女。

次に、「メドゥーサ」は種族名じゃないってこと。
これは、おそらくテレビゲームとかのせいだろうが、髪の毛が蛇のヤツがウジャウジャいると思われている。
しかし、「メドゥーサ」は一人だ。
しかも、お姉さんが二人いる末っ子だ。
ステンノーとエウリュアレーという姉がいるのだ。
この二人の姉も、姿を見ると石になってしまう。
この三姉妹をゴルゴーン三姉妹という。
だから、種族で言いたいならゴルゴーン族ということになる。

彼女の二人の姉は不死身である。
しかし、なぜか「メドゥーサ」だけは不死身じゃないのである。
なんかすごく可哀想だ。
だから、ペルセウスにぶち殺されてしまうのである。
もう、差別じゃん。

体の特徴についても結構見落としてしまう。
っていうか見れないけど。
頭髪が蛇っていうのにばかり気をとられて、大切なことを見落としてしまう。
実は歯がイノシシの歯ってことを。
もう、申し訳ない。
ごめんなさい。そこに気付いてあげられなくて。
あと、手が青銅でできている。
その手、動くんスか?
さらに黄金の翼を持っていることにも気がつかない。
これは、彼女にとって一番不幸だ。
「あのぅ、頭、蛇なんスね。」
と言われるよりも、
「ちょっと、黄金の翼じゃないっスか。すごいっスね。今度飛ぶとき乗せてくださいよ。」
って言われたいに決まってる。
オマエ等注目するとこ間違ってるよ。
そんな気分だろう。

あと、思い出して欲しいことは、彼女は元々、美しい女神だったってこと。
バケモンに変えられる経緯とかはギリシア神話を読んでください。

以上。