ライター:チンタ=ポンタ
あえて、誰でも知ってるようなことを紹介したい。でも、誰にも知られずに終わって しまう可哀想なものも紹介してあげたい。だから、目にとまったものを適当に紹介し ます。

第21回 ヒツジを紹介します。 


眠れない。
そうだ、ヒツジを数えよう。
ヒツジが1匹,ヒツジが2匹,ヒツジが3匹,……。
ああ、なんだかとも心地よい。
どうやらこのまま夢の世界に行けそうだ……。
……。

こんな具合に眠りについたことなど一度だって無い。
こんなことで眠れるような夜は、何をしていたって眠れるのだ。
布団の中でじっとしていようが、本を読んでいようが、潜水をしていようが、眠れるのだ。
そんな日にわざわざヒツジなど数えはしない。

ヒツジを数えるのは、寝付けない夜だ。
こんな夜は恐ろしいくらい眠れない。
たぶん、後から後頭部を強打されても堕ちないだろう。
こんなときにヒツジを数えて何になろうか。
もう、なんか、それでもヒツジ数えている自分にびっくりだね。

はっきり言って、効果ないだろう。
でも、ついつい数えてしまう。
一昨日は7千匹。
昨日は1万匹。
いったい、今日は何匹数えるだろうか?
それとも、眠れるか?

効果が期待できなくとも数えたくなってしまう。
sheepとsleepの綴りがたとえ似ていなくても、私は数えただろう。
もうなんか、とにかく数えたい。
ただ、このまま眠れないのは困るので、多少の工夫を凝らしてみよう。

種類別に数えよう。
とりあえず一匹目はメリノ種だ。
さすが、品質のいい羊毛がとれそうだぜ。

続いてはドライスデール。
かわいい顔してカーペットにされちゃうヤツだ。
ニュージーランドっぽい風貌が眠気を誘うぜ。

3匹目はブラックフェース。
本当に顔が黒いぜ。
遠くから見るとかわいいのにがっかりだ。

4匹目はお待ちかねのペレンデールだ。
ヒツジっぽいたらありゃしない。

5匹目は……。
待てよ。
このままだと800種類以上のヒツジの品種をすべて思い浮かべる羽目になりかねない。
もう、普通に寝よう。

以上。