ライター:チンタ=ポンタ
あえて、誰でも知ってるようなことを紹介したい。でも、誰にも知られずに終わって しまう可哀想なものも紹介してあげたい。だから、目にとまったものを適当に紹介し ます。

第6回 精霊を紹介します。~レーシー~ 


こいつはどうやら森に棲んでいるらしい。
しかも世界中の森に。
世界中といっても主にスラブ地方が多いかな。
どの森にも一人のレーシーが棲んでいるらしいね。
今のところ確認はしてないけど。

姿は人間に近いらしい。
しかし、こいつらの唇や頬は青く、髪は長くボサボサとしているらしい。
しかも体の大きさを自由に変えることが出来、森に有るどんな木よりも大きくなれる。
逆に小さくもなれる。
そりゃ、もちろんさ。

しかし、正直、大きくなってもねぇ。
たぶん、精霊なんだから森の中に敵はいないんだろうし、別に体のサイズなんか変えられてもなぁ。
そりゃ、私だって身長伸ばすくらいはしますよ。
でも、別にそれ以外はなぁ。
自由自在って言われても・・・。
あんまり大きくなってもねぇ。
あんまり人に見つかりたくもないだろうし。
「顔色悪いですよ」とか言われそうだし。
なんか気を使わせているみたいで嫌ですね。
かといって必要以上に小さくなってもなぁ。
小さくなるメリットがないし。
2~3回でしょうね。
サイズ変えるのは。

こいつは人をだますらしい。
森を訪れた人の知人の声を使って、迷わせるらしい。
何で知っているんだろう。
友達いないヤツが森に入ったら、無視されるんでしょうね。
天涯孤独の冒険家がレーシー探しに森に入ったら、最悪ですね。
こんな一方通行の恋は見たくない。

でも、迷わされるのは嫌だな。
同じところを何周もグルグルと歩かされるんだって。
でも、上着を裏返しに着て、靴を左右逆に履くと正しい道に出られる。
これもまた嫌なルールだ。
迷わされるのも嫌だが、変な格好させられるのもなぁ。
万が一、人に遇ったらなんて言おう?
相手も同じ格好だったら・・・。
気まず過ぎる。
場の空気の冷たさに、周りの木が一斉に紅葉し始めるね。

そういえば、レーシーは基本的に心のやさしい精霊らしい。
迷い続けて動けなくなった人には、道を教えてくれるらしい。
本当に気まぐれ屋さんだよ。
以上。