ライター:チンタ=ポンタ
あえて、誰でも知ってるようなことを紹介したい。でも、誰にも知られずに終わって しまう可哀想なものも紹介してあげたい。だから、目にとまったものを適当に紹介し ます。

第1回 私を紹介します。 

 

とりあえず最初なので、自己紹介でもしようと思う。
私は男である。そして、好きな食べ物はシュークリームだ。
その他のことは、自分でもよくわからない。
自分の性格なんか、自分にはわからない。
今までの人生を振り返ってみると、虚しくなる。
ただ夢を追いかけるだけの人生だった。
 
博士号を取る。これが私の夢だった。
博士号を取るために、様々の努力をしてきた。
博士号を取るためなら、何でもできた。
もちろん、汚いこともしてきた。
友人、恋人、時には、家族でさえ利用し、裏切り、そして、関係を修復してきた。
邪まな思いで、ボランティア活動に参加したり、老後に備えて、貯金したりした。
当然、勉学にも励んだ。
テニスだってした。
すべては、博士号のため。
博士号さえ手に入ればそれでよかった。
 
すべては順調だった。大学にも入れたし、家族旅行で海外経験もした。
何個か単位も取れた。
博士号はもう目の前まできていた。
いや、私が博士号の前にいたのかもしれない。
しかし、事はそんなに簡単には運ばなかった。
突然のやる気の消沈に、学力の低下。
不幸は束となって、私に押し寄せた。

私はもう博士号などどうでもよくなってしまった。
というか、最初からどうでもよかったのかも知れない。
ただ、博士号という言葉に魅せられていただけなのかもしれない。

私は、おおいに驚いた。いや、びっくりした。
あれ程までに私を虜にしていた博士号に、もはや何の魅力も感じられなくなったのだから。
それだけではない。私は、世の中のすべてのものがどうでもよくなってしまった。
世界から見放された気分になった。と同時に、世界を見放した気分にもなった。
私は、絶望の淵に立たされた。こんなに立たされたのは小学校の朝礼以来だ。
私は生きる希望を失った。でも、怖いから死にたくもなかった。

そんな私を、ある人物が救ってくれた。
「志村けん」だ。
彼との出会いは、2001年。ちょうど彼が、大ヒット作「銀座あたりでギンギンギン」をリリースした頃だ。
私は、初めて歌を聴いて泣いた。
私はあの曲聴き、人として立ち直ったのだ。

とまぁ、私の今までの人生はこんな感じだ。
私の話はこれでおしまいだ。
次回は、私を立ち直らせてくれた、稀代のアーティスト「志村けん」を紹介しようと思う。

以上。