ライター:ロバート・コペンハーゲン
毒にも薬にもならないけれど、読んでみるとなぜだか平常心が保てない、そんな詩とも小説ともコントとも区別がつかない「二度寝してもう少し見ていたい悪夢」のような文章を、毎週懲りずに連載していきます。
第42回 小林秀雄とぼく


小林秀雄が亡くなって、今年でちょうど四半世紀が経つそうだ。
そんなわけで、手元にある『文學界』3月号には、小林秀雄の特集が組まれている。
なぜ『文學界』が僕の手元にあるのかというと、それはもちろん僕が書店で購入したからに違いないわけであるけれども、文芸誌など普段は全く読まないこの僕が、小林秀雄没後四半世紀特集の組まれた『文學界』を購入するに至ったのには、それなりにわけがあるのだ。
「小林秀雄の命日が、僕の誕生日と同じ3月1日だから」っていうのが、その「それなりのわけ」なわけだけど、別にその事実になにかしらの因縁があるなんて常々考えているというわけもなく、ただなんとなく「カッコいい!」と感じていたので、この機会にちょっと齧ってみてもいいかなぁと……まあ、それだけの理由なのである。

小林秀雄くらいのビッグネームの命日が自分の誕生日と同じって、なんか気分がいい。
ちなみに、小林秀雄の命日であり僕の誕生日でもある3月1日は、芥川龍之介の誕生日でもある。
これも、なんかいい感じ。
カッコいいから、みんなに言いふらしたい。


僕は芥川龍之介が生まれて、
小林秀雄が死んだ日に生まれました!!!



いやいや、「……で?」って話なのはわかっている。
そして、僕がこの文章で小林秀雄を語るつもりが全くないということも、多くの読者の方が薄々感づいているに違いない。
そりゃ、僕は小林秀雄の著作をひとつもまともに読んだことがないのだから、彼について語れるはずはないのである(だからこそ、今まで1度も読んだことのない『文學界』をその入口として手にとったわけだし……)。

まあ、いいや。
僕が本当に語りたいのは小林秀雄のことではなくて、僕の弟のことなのだ。
今まで辛抱強く書かずにいたけれど、もう我慢の限界だ。
ここからは、思う存分僕の弟の話を書かせてもらうよ!
プライバシーには充分配慮しながら書くよ!
だけど、その前にもう1度だけ書かせてもらうよ!


僕は芥川龍之介が生まれて、
小林秀雄が死んだ日に生まれました!!!


さて、僕の弟の話だ。
僕の弟は、1988年の11月1日に生まれた。
1がたくさん並んでいる以外、なんの変哲もない日のように思える。
しかし、この1988年11月1日、僕の弟が産声を上げる一方で、巨大な2つの才能がこの世に生を受けていたのである!
その巨大な2つの才能とは……


楽天の田中マー君&卓球の愛ちゃん!!!


本人どう思ってるんだろ、これ。
生年月日をもとにしたあらゆる占いが同じ結果になるはずなのに、三者三様の人生を歩む、マー君、愛ちゃん、僕の弟。
でも、性格なんかは似てたりするのかもしれない。
僕の弟は身長が158cmで、体重が70kg超という重厚感溢れるボディの持ち主(しかも、タンクトップを好んで着る)なので、この3人がもしロックバンドを組むとしたら、間違いなくドラム担当だ。
マー君はベース、愛ちゃんはギターとボーカルかな。
わりといい感じかもしれない。


AI FUKUHARA (Vocal & Guitar)
MASAHIRO TANAKA (Bass)
MY YOUNGER BROTHER (Drums)


これで小林武史とかがプロデュースしたら、最強のスリーピースバンドの出来上がりだね!


第42回 小林秀雄とぼく 終