ライター:鈴木アキヒロ
中学時代。あの頃僕らは何を考えていたのだろう。頭の中の九割は性欲で残りの一割で遊んだり勉強したりしていたあの頃。そんな時代を少年Sと一緒に思い出してみませんか?
ちなみに少年Sは筆者とは何の関係もありません。マジです。いやほんとに。ほんと ですって。
第31話 プロジェクトS-その27-

なんか最近ビリーさんとかのエクササイズとかが流行っておられるようですねえ。


昔は僕こう見えて(見えねえか)部活とかやっておりましてですね、太ったことなどなかったんですよ。
ええ。腹筋なんてバキバキに割れておりましてね。そりゃもう、どこから見てもスポーツマンでしたよ。

しかし、いろいろとあって部活をやめてもうすぐ一年なんですがねえ。




ベルトに肉が乗りました。




さて、本文に入りましょうか。


先週はハラマサくんの考えてきた、牧田さんと盛り上がるための鉄板ネタを披露したんでしたね。

「しかしまあ、最後のはあれだが、他のは使えるな・・・。」

「だらあ?俺が本気出したらこんなもんよ。」


ハラマサくん得意げです。
ちなみにこの少し前にハラマサくんは本気出して恋をしたんですが、見事に失敗しています。このことについては、また時間があるときにでも少し触れましょう。

ちなみにこのだらあ、というのは「そうでしょう?ほれみなさい。」という意味です。

「ところで徹は考えてきたんか?」

ハラマサくんが言いました。
そうです。昨日三人が別れたときの約束では徹くんも昭弘くんに協力してネタを考えてくるということになっていたのでした。

そしたら
「ふん、ちゃんとやってきとるわい。」
と、徹くん。

「なーんだ、じゃあ見せてくれよ。」

「いや、俺はハラマサみたいに紙には書いとらんよ。」

確かに紙にわざわざ書いたりはしないでしょうね。

「なんだ、じゃあ、どんなんか教えてくれよ。」


「ま、まず、昭弘は牧田さんとほとんど喋ったことがないというのがまず一つミソだよな。

「おう。」

「従って、まず、向こうのことを知る必要がある。」

「なるほど。そりゃあ、まあそうだ。」

「と、同時に、会話として盛り上がる内容でなければならないのは言うまでもない。」

「たしかに。」

「マーボー豆腐も悪くは無いが、相手のことを知るという点ではまだ甘い。確かに相手の好みの味などは知ることができるがそれ以上の情報はないと言っても過言ではないだろう。」

「おお・・・。」

「そこでだ、相手のことを知り、かつ女の子がいつも盛り上がっているような内容という点でいくとしたら答えは自ずと浮かび上がってくるもので。」


「・・・で、その答えは?」




「『牧田さん今好きな人とかいないの?』ってのはどうだ?」




「・・・なあ、徹、おまえ勉強はできるけど、実はかなりのアホなんじゃねえか?」


ハラマサくんの声がむなしく響きました。





まあ、つまりはこの三人はアホだったのです。



次回へつづけましょうか。