ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。
第41回 サエコ

沢尻、亀田騒動も収まりを見せ、
この1か月ほど同い年の有名人を
テレビで見たのはないなぁとか思って
とりあえず日本シリーズが始まったのだけれど、
もちろん先発は同い年のダルビッシュで、
ちょいとしたタイミングで
観戦しにきているサエコが映る。

いや、ちょいとしたタイミングじゃない。
ことあるごとに一塁側の内野席に座る
日本ハムのユニフォームに身を包んだサエコが
画面に映し出される。
ダルビッシュが三振をとって吠える。
笑うサエコ。
ダルビッシュが堂上のピッチャー返しをくらう。
手で口を覆うサエコ。
ダルビッシュはなんとか大丈夫そうだ。
見守るサエコ。
で、ダルビッシュは完投勝利。
喜ぶサエコ。
さっさと帰る落合。

試合開始から性懲りもなくテレビにかじりつく僕は
もちろん最初は度々あらわれるサエコに
いらだちを感じていたけど、
もう途中からは全然気にならなくって
最終的には、ダルビッシュが何かが起きるたびに
サエコは今どんな顔をしているのだろうかと
気になってしょうがなくなってしまった。

というか、ダルビッシュに何かあったときだけじゃなくて
荒木がジャンピンググラブトスしたときとか
川上が三者凡退で抑えたときとか
そういうときでも、サエコが気になってしょうがない。
スカパーのサッカーの試合には、中田チャンネルっていう
試合中、中田だけをずっと映すチャンネルがあったけれど、
もし今日サエコチャンネルがあったなら
僕は契約していたに違いない。

そういえば、2年前くらい
名古屋駅の新幹線の待合室のテレビで
ちょうど朝青龍の優勝決定戦を放送していた。
待合室の人たちはみんなテレビを凝視して
勝った、負けたと騒いでいた。
そのとき朝青龍が勝ったのか負けたのかは覚えてなくて
まぁ、なぜだかはわからないけれど、それは
僕はずっと待合室の人たちを見ていたからなのだけれど
もし、そこの駅の待合室にタミル夫人がいたのならば
なおさらのことだったと思う。

だからといって、僕はサエコチャンネルをつくれと
言ってるわけじゃない。
今日、ことあるごとにサエコを映すことがなかったら
僕はサエコのことなんか気にならなかった。
つまり、もともとなかったはずの欲望が
テレビによって作り出されたんだ。

なんてことも言いたいわけじゃなくて
単に僕は今日「サエコ」って言葉を
13回も書いてしまったってことと、
立浪にはもうちょっと頑張ってほしい、
それだけなのだ。