ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。
第34回 メインキャスター

テレビを見ていると、ここのところ
メインキャスターの人がお休みの番組が多い。
もちろん、番組を休むななんてことは
僕だって要求しない。
僕がもしメインキャスターだとしても
きっちり夏休みはとらせてもらうだろう。
仮定の話として。

で、仮定の話を続けてみるけれど
僕がメインキャスターだとして
夏休みをもらったとしよう。
その場合はもちろん、代わりのキャスターが
その番組を務めるだろう。
で、夏休み中の僕はのんびりしながら
その番組をリゾートかどこかで見るとする。
つまり、自分が存在しているはずの場所が
自分なしで回ろうとしているのを見るわけだ。

この場合の心持ちはどんなものだろう。
うまく番組が進行するのを期待するのか
代わりのキャスターが失敗しているのを笑うのか
もしくはそのどちらでもないのか。
まぁ、みのもんたの場合は、夏休み中に番組なんか見ないような気
がする。

似たようなケースは、甲子園のアルプススタンドでも見られる。
一生懸命練習したけれど、ベンチ入りできずに
スタンドで自分たちのチームを応援する場合だ。
これも自分が存在していたかもしれない場所が
自分なしで回ろうとしている場合だ。

このケースでは、たいていの場合、自分たちのチームを
声を嗄さんばかりに応援するのが普通だ。
しかし、こんなことを言うと非常にいやな奴だと思われるかもしれないけど
ほんとうに彼らは自分のチームを心から応援できるんだろうか。
心のどこかで、自分のチームが活躍しないでほしいと思う気持ちが
あるんじゃないだろうか。
僕はテレビで彼らの姿を見るたびそう思う。

もちろん、そんなことはないと言われたらそこまでで
心から応援するのが当然といえば当然だけど、
心から応援できないことは僕は別に悪いことじゃなくて
むしろそれも当然だとすら思う。
そう思うけれど、口に出したらいやな奴だと思われるから
決して口には出さない。
でも、そう思う。

自分が存在していたかもしれないはずの場所が
自分なしで回ろうとしている場合にどんな気持ちになるか。
それはやっぱり一概には言えない。
自分がいない分だけ応援することもあれば、
自分がいない分だけうまく行かないでほしいと願うこともあるだろう。
どちらも当然のことだ。
「死なんて、その最たるものだ」なんていう話題は
とりあえずおいておくことにするけれど
アルプススタンドで応援もせずにぶーたれている
補欠の球児がいてもそれはそれで当然なのになとは思うのだ。
でも、カメラマンはそんなぶーたれた奴は映さないで
好みのチアガールをアップにして撮るだろうけど。