ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。

第18回 カンバセーション


ゴールデンウィークを迎え、ようやく暖かくなってきた。
と、イギリス紳士風に話を切り出してみた。
いや、本当のイギリス紳士はこんな風には話を切り出さないだろう。

じゃあ、本当のイギリス紳士はどんな話の切り出し方をするのかといえば、
やっぱり天気の話題なんかから話を初めたりするんだろうと思う。

話の切り出し方は人それぞれだ。
いや、これは多分に偏見が混ざっているんだけど、
アメリカ人は、「うちのワイフがさ」みたいな感じで
話を切り出したりするんだろうし、
中国人は、直訳すれば「もうご飯を食べたか?」
みたいなのから会話が始まるらしい。
サラリーマンだったら、「ゴルフ、最近どう?」とかかもしれないし、
中学生だったら、「昨日のぷっすま、見た?」みたいなものかもしれない。
まあ、安易なイメージだけど、
つまり、何が言いたいかっていうと
話の切り出し方は所属によって違うだろうってことだ。

でも、所属がいっしょだからって
話の切り出し方が全員いっしょっていう訳じゃない。
もちろん、僕らはいろんな細かい所属に分けていけば
だいたいは固有の存在に分別されるわけで、
そういった意味では、人それぞれだっていうのは当たり前だ。
でも、一方で自分があるカテゴリーに分別されるってことも確かだ。
僕の話の切り出し方は、自分ではわからないけど、
日本人的で、学生的だっていうことかもしれない。
でも、僕の話の切り出し方が奴とは違っているのは確かで、
奴の話の切り出し方が彼女とは違っているのも確かだ。

そういえば、僕は何から話を切り出してもいいはずだ。
天気でも、スポーツでも、家族のことでも、本のことでもなんでも。
で、話を切り出すってことは
単に共有できる何かを探しているってことだし、
何が共有できるか、何を共有したいかで、
話の切り出し方は変わってくる。

ここまで書いて、さっきの人々の話の切り出し方の
安易なイメージは間違っていたってことに気がつく。
アメリカ人は僕に「うちのワイフがさ」なんて話を始めないだろうし、
サラリーマンは僕に「ゴルフ、最近どう?」
なんて話を切り出したりはしないだろう。
そんなことを共有できないし、共有できるとも思ってないし
共有したいとも思わないからだろう。
そういうことを共有しあえるっていうのが
所属ってもんなのかもしれないけど。

そんなこんなで、僕は話の切り出し方に迷う。
まあ、天気の話題とか
あんまり嫌いってわけじゃないから
本物のイギリス紳士に会ったら、
イギリス紳士風の会話を弾ませてみようと思う。
まだ、天気の話題で
話が弾んだためしはないけれど。