ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。

第11回 センチメンタル 


3月になって、卒業に関連したCMがそこら中に流れてる。
まあ、毎年のことだし、
卒業やら入学に便乗してるっていうのもわかってる。
でも、不覚にもわりに感動してしまったりすることがある。

じゃあ、何に感動してんのかっていったら、
別にCMのストーリーに感動してるわけじゃなくて、
自分の卒業のときの頃とか、思い出したりして
感傷的になったりしてるだけの話だ。
つまりは、自分のストーリーに感動してるってわけだ。

「自分のストーリーに感動」ってなんか安いけど、
CMは15秒ぐらいしかないから、
CM自体のストーリーで感動させるのは難しくて、
感動させる手法としては、
見ている人自身のストーリーを思い起こさせるっていう方向に
行きやすいんだろうなと思うのだ。

でも、物語自体のストーリーに感動することと、
物語を見て、自分のストーリーを思い出して感動すること、
どちらがいいとか悪いとかあるんだろうか。
というか、違いすらないかもしれない。
まず、感動が先に来て、理由付けは後だったりするし。
いや、やっぱり違うかな。

で、自分のストーリーうんぬんとかを考えたのは、
「リリィ・シュシュのすべて」を観たときだったと思う。
僕は高校を卒業した頃くらいにビデオで初めて観たんだけど、
感動というか、感傷的になった。
映画自体に感動したし、自分のストーリーが感傷的にさせた。

映画公開時、僕は主人公と同年代だった。
公開時に、観ていたら、そんな気持ちにはならなかっただろうと思う。
でも、と思う。
やっぱり中学生の頃に、この映画を観たかったなと。

なんか、感傷的になってしまったけれど、
でも感傷的ってなんか素敵やん。