ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。

第5回 普通の生活 


今年は本格的な冬の寒さがまだ来ていないと
かわいげなお天気お姉さんたちは口々に言っている。
たしかに、まだ東京に雪が積もっているのを去年から見ていないと思う。

これが、いわゆる温暖化の影響ってやつなのかはわかんないけど、
温暖化に限らず、異常気象はしょっちゅう起こっていて、
このままじゃ地球は危ないだとか、人類は滅びるだとか、
センセーショナルな言葉が発せられてる。
そんな言葉を聞く度に思い出すのは,中学のときの担任だ。

ヤクザさながらの風貌をした彼は、異常気象がある度に、
「地球が怒っている」と僕らに何度も何度も話した。
まあ、わからないでもない漠然とした例え話だ。
というか、例え話ですらないと思う。

でも、この台詞を聞く度に、
地球が怒っているかもしれないけれど、
僕個人が地球を救うことなんてできないからなあ、と思ってた。
誰が地球を壊しているわけでもないし、
誰が地球を救えるものでもないし。

で、ここにきて、アル・ゴアさんである。
彼の環境活動を記録した「不都合な真実」という映画公開を控えて
彼の姿をあらゆるメディアで目にする。
彼は、地球の危機を指摘し、その事実に目を向けないアメリカ政府を批判する。
いたって素晴らしい。しゃべりも立つし。

でも、とまた僕は文句が言いたくなるのだ。
そんな「悪者」と「痛めつけられる自然」なんていう図式で
片付けられない部分もあるんじゃないかと。
「悪者」をやっつければ、全てハッピーになるのだろうか。

そうじゃなくて、僕らがこうやって「普通」に生活してること自体が
環境破壊につながってる部分もあるんだろう。
「普通」にマクドナルドでハンバーガー食べたり、
暖房のきいた部屋でテレビ見たりする、
その「普通の生活」が地球を壊している部分もあるだろう。

でも、僕はこの「普通の生活」を手放せない、たぶん。
で、結局いろいろ文句は垂れるんだけど
そんなこんなで、僕は解決策を見つけられないまま、
この問題を放り投げてしまう。
「普通の生活」が欲しいから。

でも、「普通の生活」って案外普通じゃなかったりするもんだから、
もう「普通」って何なのか、僕にはわからないのです。