ライター:Bro.トシマサ
てんびん座でAB型の人は優柔不断だ、なんてきいたことはないけれど、僕が優柔不断なのはそのせいだとおもう。
そんなわけで、あいまいな僕の、あいまいな考えを、あいまいにつづっていきたい。

第3回 スピリチュアルな高島屋

 
最近、スピリチュアルなものがはやっている。
大殺界だったり、守護霊だったり、オーラだったり。
どれも数年前まで、日常会話じゃ出てこないものだった。
というか、スピリチュアルという言葉自体通じなかっただろう。
でも、今では何の前置きもなしにテレビやなんかで使われている。

まあ、存在があやふやでセンセーショナルに
とりあげられるのはUFOだって同じだ。
でも、UFOとスピリチュアルなものの間にはちょっとした違いがある。

UFOの存在を否定する人は、
そのことによってどうこういわれることはないけど、
スピリチュアルなものを否定する人は、
そのことによって心が貧しいと言われることがありうるかもしれない。

そんな決めつけは嫌いだけど、じゃあサンタクロースは
UFOとスピリチュアルなもののどちらに近い存在なんだろうか。

「サンタクロースなんていないんだよ」という人に対して
どんな気持ちを抱くだろうか。
ぼくは、やっぱり心が貧しい人だと思うだろう。
だから、サンタさんはどちらかといえばスピリチュアルな存在なんだろう。

まあ、スピリチュアルなものが存在するかどうかはわからないけど、
スピリチュアルな体験っていうものはありうるのは確かだ。
ぼくがそれを感じたのは9歳のときだった。

ぼくは歯医者さんの待ち合い室で、マンガを読んでいた。
たしか、OLのお姉さんが主人公のマンガだったように思う。
そのOLが買い物に行くシーンがあって、彼女は高島屋に行きたいと言った。
ぼくはそのとき高島屋を知らなくて、高島屋ってなんだろうと
本から顔を上げて、考えようとした。
すると、その目線の先にあった待合室のテレビには

高島屋のCMが映し出されていたんだ。

そんな偶然はそれからも時々ある。
スピリチュアルな用語でいえば、シンクロニシティというやつだ。
つまり、偶然は全て必然で、何かの気付きを与えてくれるものらしい。

でも、ぼくはその偶然から何を導きだせばいいんだろう。
ぼくの人生における高島屋の位置づけや意義について
あの9歳の夏以来考え続けているけれど、
未だになかなか正解は導き出せないままだ。