ライター:としゆき
生まれは高松で育ちは名古屋、という東京には何ら関係ない人生を歩んできたが、最近上京したのでなんとなく「いまどきの東京」でも紹介することにする。
東京にはあまり詳しくないです。
当コラムはいまどきの京都(Travel@nifty)をはげしくリスペクトしています
第53回 Get offのMVやらなんやら

Stage6でプリンスのミュージックビデオを探していたら



Get offという曲のビデオを発見した。(Youtubeには無いのでStage6へリンク) この曲はDiamonds and Pearlsという1991年のアルバムに収録されたものだ。
僕はこのアルバムについてはあまり好きではなかったのだけど、このビデオについてはすごく良く出来ていることにビックリした。

ご存じの方は少ないと思うが、プリンスのビデオって映像的なセンスが全く無いものばかりなのである。MTVの時代にあって、彼のミュージックビデオは手抜きの産物、もしくは「何かが絶対に間違っている」悪趣味なキワモノが数多くリリースされていった。
(映画なんか見ても吹き出してしまうものばっかだけど、それはそれで「らしく」ていい。)

でもこのGet offは例外的に、思わず笑っちゃうみたいな面白さではない、完成度の高い作品に仕上がっているではないか。
相変わらず表現はあからさまにエロかったり、のっけからガチムチなビキニパンツの男が出迎えてくれるなど趣味はよろしくないけれども。女性ダンサー2人(それぞれダイアモンド、パールという芸名)とプリンスの絡みとか、ギターソロでJBインスパイアなスプリット決めるところとかかなり格好いい。
MVの舞台のダンス・ミュージック・セックスなパーティは、そんなもんプリンスの脳内にしか存在しないのではないのかとも思える悪趣味の極みですが、なんでカッコいいんだろうか、カメラの動きがいいのかな。

ロージー・ゲインズの恰幅の良さとかはちょっと笑っちゃうポイントかも知れませんが、このビデオを見ていると「エロかっこいい」とはこういうことなのでないかなとも思えます。
このMVを見てそんな風に思ってしまうのは僕の審美眼がオカシイからなのかもしれないが、皆さんいかがですか、このMVカッコよくないですか。

ところでミュージックビデオといえば最近、デジタル全開なものが増えてきているような気がします。もちろんそういう作品にもいいものはありますが、あまりにもVFX重視な作品に面白いものは少ないような気がします。

単純に僕が演劇っぽいセットや群舞が特徴の80~90年代前半のビデオが好き、というのもありますが、最近たまに見るバリバリにモーショングラフィックスのビデオには正直あまり面白さを感じません。
すごいスタジオが作っているのでもちろん画面はかっこいいんだけど、MVとして魅力的かというと?と思ってしまうものが多いような気がする。

別にデジタルが駄目だというわけではなく、例えばカイリー・ミノーグのCome into my worldとか素晴らしいと思います。ミシェルゴンドリーは頭がおかしいなあと彼の作品を見るたびに思います。
まあ、デジタルの時代になっていっそう作り手のアイデアやらコンセプトが試されるようになってきたということなのかな。

ここまで長々とミュージックビデオについて語ってきましたが、実のところまったく詳しくないので何か面白い作品を知っている方は是非僕に教えてください!メールフォームをポチッとおねがいします!!