
ライター:としゆき
生まれは高松で育ちは名古屋、という東京には何ら関係ない人生を歩んできたが、最近上京したのでなんとなく「いまどきの東京」でも紹介することにする。東京にはあまり詳しくないです。
当コラムはいまどきの京都(Travel@nifty)をはげしくリスペクトしています
第30回 いまどきのTOKYOこころの科学
雨が降っている。風が吹いている。台風だからだ。台風四号。
雨が止んでも、すごい湿気だしなんか気温上がって蒸し暑い。これも台風だからだ。
この文章を書いているのは7月15日の日曜日なのだが、こんな天候では外に出る気がまったくしない。ぼくは天気のいい日でも家にじっと居たい人間なので、悪天候の日はなおのことである。
しかし、毎週東京のどこかに出かけていってレポートするという形式を取っている(ことになっている)このコーナーにおいては、どこにも出かけられないという状況は死活問題である。なにせ、書くことがない。ああ困った。どうしようどうしよう。
…そういうわけでしかたなく、今回は本棚にあったとある雑誌についてでも書くことにしようかなと。
こころの科学123号 特別企画「ひきこもり」。
なんでこんな雑誌を持っているのかというと、ぼくは自分のひきこもり体質について常日頃から悩んでいて、そいつをどうにかしたい一心でこの本を手に取った。というのは嘘で、去年なぜか心理学系の授業を取っていて、そのレポート課題に雑誌「こころの科学」のバックナンバーを読んで自分なりに論じろというのがあったからだ。
なぜ「ひきこもり」特集の号を選んだのかというと勿論、割と自分に密接したテーマで理解しやすそうだと思ったからです。
その中でもこの論文について書くことにしたのだった。「ニートとひきこもり」玄田有史さんというお方の文章である。事前にこの先生を知っていた、ような博学な人間ではぼくは当然無かったのだが(なにせ心理学には全く興味がない)このタイトルになによりも惹かれたのでこちらの文章を選んだわけである。
本文中にはこのように、いろんなところに囲いでしるしがつけられている。(なお文章には著作権保護のためボカシを施してある)
ぼくはここらあたりを要約、というかツギハギして指定字数を埋めたのである。そのプロセスが残した生々しい痕跡。
しかし、この論文って6ページくらいなんだけど、これだけのために1400円というなかなかに高額なこの雑誌を購入してしまったのだからもったいない。大学の図書館でコピーとかできただろうに。なぜそんな簡単なことに頭が回らなかったのか…。
なので少しでも元を取るために、この機会に他のページも見てみよう。
いきなり学術的でカッコいいタイトルである。ひきこもりという至極分かりやすい言葉と、高機能広汎性発達障害というなんだかよく分からないが知的な気がする言葉のタッグ。
内容は面倒なので読まないが、ひきこもりの人には高機能広汎性発達障害が認められるケースが多い、みたいな文章だろうか。
それにしても高機能広汎性発達障害ってステキな言葉だ。「オレってひきこもりなんだ…。」とか言うよりも、「オレってチョッチ、高機能広汎性発達障害なんだよねェ…。」って言った方が抜群にカッコいい。なんか重い病気に罹っているみたいでいい。治らなそうだし。
またまた、なんかカッコいいタイトルだ。極私的な、不登校との闘争、の二十年史、それも序説、である。
これも内容は面倒なので読まないが、著者である東京えびすさまクリニックの精神医学の先生、山登敬之氏の不登校に対しての取り組みにおける苦労、そして熱意がうかがえる題である。
ひきこもりには、言うまでもなく社会の構造や性質と密室な関わりがある。なので社会が違えば、ひきこもりの性質も異なってくる。この韓国ソウル市東南精神科医院の呂寅仲氏による記事は、韓国という文化土壌におけるひきこもりについて述べているようだ。
はじめの数行を読んで、韓国でのひきこもりは「隠遁型ウェットリ」というそうだ。これまたカッコイイなあ。英語のウェットに響きが似ていて湿っぽい感じがする。隠遁型ってのもいい。
「からだの科学」という姉妹誌があるようで、そちらの広告がありました。そりゃまあ、こころを科学するのと同じくらいからだを科学するのも大事なことなんだろう。
ただ、なぜこの号はこれほどまでにコーヒーを重点的に扱っているのだろうか。「コンタクトレンズのABC」「かゆみの治療」「糖尿病は全身病(下)」の三本の論説文以外はすべてコーヒーについての文章である。からだの科学が一号まるごとコーヒー特集。そんなにコーヒーって人間の身体にとって大きな問題なのか。
他にはこころの科学のバックナンバー案内だとか心理学関係の書籍、この雑誌を出版している日本評論社の刊行物案内が載せてありました。結局内容はほとんど読まなかったが、この辺で雑誌「こころの科学」の紹介を終わりにさせていただこう。
それにしても、見た目が本当に味気ない本だったなぁ。中身読んでないのにこんなことをいうのも失礼かもわからないが。こういう雑誌はそれでいいんだろうけど。
でもこんな風に、巻末に漫画なんかのっけたりしてもいいのに。
●●●
ところで「こころの科学」を久々に手にとったついでに、自分の心も科学してみよう!ということで、ネットのエゴグラム性格診断をやってみることにしました。
去年心理学の授業で聞いたことなんてすべてが忘却の彼方だが、(そもそも毎回居眠りしていた)このエゴグラムってやつは交流分析がどうたらこうたらで、Parent-Adult-ChildのPACがどうたらこうたらということらしい。なんのこっちゃ。
50個の質問に答えるやつで、数年前にもやったことがある気がするけど結果は忘れたし、同一人物でもその時の心理によって変わるらしいので。
診断結果を全部コピーアンドペーストするのは恥ずかしいので、一部だけ。
>仕事、問題処理能力、趣味や娯楽、人付き合い等どれを取り上げても、生き生きとした所や、覇気が少しも感じられない
>今のままの性格構成では、どんな職業についても、成功はおろか、人と肩を並べて歩くのも難しいでしょう。
こんな機械的な性格診断に、こうまでボロクソに言われるとは。
悲しくなってきたので、今回はさようなら、さようなら。
雨が降っている。風が吹いている。台風だからだ。台風四号。
雨が止んでも、すごい湿気だしなんか気温上がって蒸し暑い。これも台風だからだ。
この文章を書いているのは7月15日の日曜日なのだが、こんな天候では外に出る気がまったくしない。ぼくは天気のいい日でも家にじっと居たい人間なので、悪天候の日はなおのことである。
しかし、毎週東京のどこかに出かけていってレポートするという形式を取っている(ことになっている)このコーナーにおいては、どこにも出かけられないという状況は死活問題である。なにせ、書くことがない。ああ困った。どうしようどうしよう。
…そういうわけでしかたなく、今回は本棚にあったとある雑誌についてでも書くことにしようかなと。
こころの科学123号 特別企画「ひきこもり」。
なんでこんな雑誌を持っているのかというと、ぼくは自分のひきこもり体質について常日頃から悩んでいて、そいつをどうにかしたい一心でこの本を手に取った。というのは嘘で、去年なぜか心理学系の授業を取っていて、そのレポート課題に雑誌「こころの科学」のバックナンバーを読んで自分なりに論じろというのがあったからだ。
なぜ「ひきこもり」特集の号を選んだのかというと勿論、割と自分に密接したテーマで理解しやすそうだと思ったからです。
その中でもこの論文について書くことにしたのだった。「ニートとひきこもり」玄田有史さんというお方の文章である。事前にこの先生を知っていた、ような博学な人間ではぼくは当然無かったのだが(なにせ心理学には全く興味がない)このタイトルになによりも惹かれたのでこちらの文章を選んだわけである。
本文中にはこのように、いろんなところに囲いでしるしがつけられている。(なお文章には著作権保護のためボカシを施してある)
ぼくはここらあたりを要約、というかツギハギして指定字数を埋めたのである。そのプロセスが残した生々しい痕跡。
しかし、この論文って6ページくらいなんだけど、これだけのために1400円というなかなかに高額なこの雑誌を購入してしまったのだからもったいない。大学の図書館でコピーとかできただろうに。なぜそんな簡単なことに頭が回らなかったのか…。
なので少しでも元を取るために、この機会に他のページも見てみよう。
いきなり学術的でカッコいいタイトルである。ひきこもりという至極分かりやすい言葉と、高機能広汎性発達障害というなんだかよく分からないが知的な気がする言葉のタッグ。
内容は面倒なので読まないが、ひきこもりの人には高機能広汎性発達障害が認められるケースが多い、みたいな文章だろうか。
それにしても高機能広汎性発達障害ってステキな言葉だ。「オレってひきこもりなんだ…。」とか言うよりも、「オレってチョッチ、高機能広汎性発達障害なんだよねェ…。」って言った方が抜群にカッコいい。なんか重い病気に罹っているみたいでいい。治らなそうだし。
またまた、なんかカッコいいタイトルだ。極私的な、不登校との闘争、の二十年史、それも序説、である。
これも内容は面倒なので読まないが、著者である東京えびすさまクリニックの精神医学の先生、山登敬之氏の不登校に対しての取り組みにおける苦労、そして熱意がうかがえる題である。
ひきこもりには、言うまでもなく社会の構造や性質と密室な関わりがある。なので社会が違えば、ひきこもりの性質も異なってくる。この韓国ソウル市東南精神科医院の呂寅仲氏による記事は、韓国という文化土壌におけるひきこもりについて述べているようだ。
はじめの数行を読んで、韓国でのひきこもりは「隠遁型ウェットリ」というそうだ。これまたカッコイイなあ。英語のウェットに響きが似ていて湿っぽい感じがする。隠遁型ってのもいい。
これは、非常に本文を読んでみたい気にさせるタイトルである。タカシ君ってどんなヤツなのか。どんな選択をし、そしてその結果どんな結末に至ったのか。読者の興味を引きつける。
おそらくケーススタディ的な文章なのだろうが、短編小説としても読めそうな気がする。朝日小学生新聞あたりの読み切り小説でも通用しそうなタイトル。あるいは道徳の教科書か。
ところで、雑誌といえば広告もまた無視できないものの一つであろう。カラーページの多い雑誌では広告費は必要不可欠なもので、最近はどうだかわからないがかつてのパソコン誌などは、誌面の結構な割合のページを広告が締めていたような覚えがある。
では「こころの科学」の広告はどうか。
「からだの科学」という姉妹誌があるようで、そちらの広告がありました。そりゃまあ、こころを科学するのと同じくらいからだを科学するのも大事なことなんだろう。
ただ、なぜこの号はこれほどまでにコーヒーを重点的に扱っているのだろうか。「コンタクトレンズのABC」「かゆみの治療」「糖尿病は全身病(下)」の三本の論説文以外はすべてコーヒーについての文章である。からだの科学が一号まるごとコーヒー特集。そんなにコーヒーって人間の身体にとって大きな問題なのか。
他にはこころの科学のバックナンバー案内だとか心理学関係の書籍、この雑誌を出版している日本評論社の刊行物案内が載せてありました。結局内容はほとんど読まなかったが、この辺で雑誌「こころの科学」の紹介を終わりにさせていただこう。
それにしても、見た目が本当に味気ない本だったなぁ。中身読んでないのにこんなことをいうのも失礼かもわからないが。こういう雑誌はそれでいいんだろうけど。
でもこんな風に、巻末に漫画なんかのっけたりしてもいいのに。
●●●
ところで「こころの科学」を久々に手にとったついでに、自分の心も科学してみよう!ということで、ネットのエゴグラム性格診断をやってみることにしました。
去年心理学の授業で聞いたことなんてすべてが忘却の彼方だが、(そもそも毎回居眠りしていた)このエゴグラムってやつは交流分析がどうたらこうたらで、Parent-Adult-ChildのPACがどうたらこうたらということらしい。なんのこっちゃ。
50個の質問に答えるやつで、数年前にもやったことがある気がするけど結果は忘れたし、同一人物でもその時の心理によって変わるらしいので。
診断結果を全部コピーアンドペーストするのは恥ずかしいので、一部だけ。
>仕事、問題処理能力、趣味や娯楽、人付き合い等どれを取り上げても、生き生きとした所や、覇気が少しも感じられない
>今のままの性格構成では、どんな職業についても、成功はおろか、人と肩を並べて歩くのも難しいでしょう。
こんな機械的な性格診断に、こうまでボロクソに言われるとは。
悲しくなってきたので、今回はさようなら、さようなら。
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