ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。
第43回 ハロウィンのはなし

日本人は、海外のモノをよく取り入れる。
というようなことは、今までにもよく聞いている。

その例として、多くの日本人がキリスト教徒でもないのに、クリスマスでパーティーして祝ったり、バレンタインデーでチョコを受け渡したりする。
ということもよく挙げられる。

しかし、日本人は、海外のモノをよく取り入れる と言っておきながら、クリスマスやバレンタインと同じ系列っぽい ハロウィンに関しては、あまり日本で普及していない。

でも最近、ハロウィンは、ハリーポッターなどの影響で以前に比べると盛んになりつつあるとかないとか言われたりもしているらしい。
とはいってもやはり、個人的な意見としては、あまり普及しているとはいえない気がする。

例えば、10月に入ってくると、喫茶店やレストランの飾り付けが何となくカボチャ色になったり、カボチャのおばけの切りぬきなどが貼ってあったりする場合はある。しかし、だからといって、そういう店で 特別なにかイベント(例えば、店に来ているお客にお菓子を配るだとか)があるというわけではない ことが多い。

ハロウィンが日本であまり普及しないのは、やはり
ハロウィンを普及させようと思っても、バレンタインやクリスマスに比べると巻き込む人が多いので、一人では始め辛いということがある気がする。
例えば、バレンタインが普及していない地域で、バレンタインを普及させようと思えば、自分が勝手にいろいろな人にチョコレートを配ればいいので、普及させようと思っている人の財布事情が厳しくなるだけで巻き込まれる人(チョコレートをもらう人)にとっては、損はしないため、なんとなく普及しそうに感じる。

しかし、ハロウィンというのは、簡単に言えば

子供が他人の家に突然押しかけて、その家の人からお菓子を脅し取る行事

と いえるので、ハロウィンを普及させようと一人で行動しようと思って、
見ず知らずの人の家に押しかけても、お菓子をもらえるどころか、玄関先で軽くあしらわれるか、不審者に間違われ警察に通報されるのがオチだし、まず、その前に 仮装して、家の外に出るなんて、周囲の冷たい目線に耐えられない。

やはり、日本ではハロウィンは普及しそうにない。


とこのように考えていたら、そういえば、子供のころ近所の子供会かなんかで、獅子舞をしたのを思い出した。
僕が子供のころやった獅子舞というのは、近所の家々を獅子舞をかぶった子供の行列が、家々を回り 近所からお金をもらう。そして最終的に集めたお金でお菓子を買って、参加した子供に配るという行事だった。

つまりは、
仮装を、 お化け→獅子舞
掛け声を、 “trick or treat”→「わっしょい、わっしょい」とか「火の用心」

に したものが、ハロウィンの日本版ということになる(少なくとも僕の近所では)。

似た行事があるなら、わざわざハロウィンをやらなくても別にいい気もしてくる。
また、これはハロウィンと違い、仮装するものが獅子舞と決まっていて、わざわざ、何週間も前から仮装する衣装を考える手間も省けるし、なんとなく日本的な感じもする。
それに、お菓子ではなく、お金をもらうのも妙に現実的・・・・