ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。
第41回 因縁のはなし

人それぞれ 誰しも、その人独特の変わった性質、というか、体質というか、因縁というようなものを持っている。と思う。


例えば、頻繁に道端で 片方しかない軍手 が落ちているのを見つける人とか、
道端に うめぼしの種 が落ちているのをよく見つける人とか、
などなど・・・・が挙げられる。

軍手や手袋が落ちている(それも決まって片方だけ)のを見つけるという場合は比較的多いのかもしれないが、それにしても、常人の域を超えるほど頻繁に見つける人というのは、実際にいる。

うめぼしの種に関しては、僕なんかは、一度も道端にうめぼしの種が落ちているという状況に出くわしたことがないし、室内で梅干を食べて、種だけ外に吐き捨てるという七面倒臭いことをしたことはないので、うめぼしの種なんて落ちているのか??と個人的には思うのだけれど、うめぼしの種をよく見つける人というのは実際にいるらしい(以前 明石屋電視台に出ていた)。


上に挙げた例の他にも、
よく見ず知らずの人から道を尋ねられる人とか、
タクシーを呼び止めようとしても、必ず一回はタクシーに無視されてスルーされる人などもいると思う。

ちなみに、このような体質・因縁で、自分にあてはまるものはないかと考えてみると、
次のことが思い当たった。

外に出ていると よく目にごみが入る


なんだか、あまりぴんとこない微妙な体質だ。おもしろみもない。
しかし、外に出ているときよく目にごみが入る、というのは、実際やっかいだ。
目に入るといっても、小さな砂やホコリだけならまだいいほうなのだが、特に春先などになると、小さな虫が僕の目をピンポイントで狙って突っ込んでくるのでたまらない。

目から虫を寄せ付けるフェロモンが出ているというわけではないし(もちろん調べたわけではないけれど…)、これは、本当に、虫に悪意があるのではないかと疑ってしまう。

例えば、
ちょっと大きめの公園(広場)を自転車で突っ切っていたときのこと。狙いすましたかのように、小さな虫が一直線に僕の目に突っ込んできた。
当然ながら、小さな虫が目に入ってきたときのリアクションとしてはごくまっとうに、「うわ!」っとひるんでしまったのだが、そのとき自転車の方向操作を誤って、公園の隅を通っている排水溝の、いわゆるU字型をした深めの溝に見事に 突っ込んでしまった。
自転車 乗りたての子共じゃあるまいし、溝にはまってぶざまな姿をさらけ出すなんて、まったく、悲しくなってくる。

そのうえ、近くで犬の散歩をしていたおじさんの、振り向きざまの冷たい視線が痛かった。

実際、犬を連れたおじさんが近づいてくるこの絶妙のタイミングで、虫が目に飛び込んでくるあたり、虫の悪意としか言いようがない。


目に入るほどの小さい虫というのは、春夏を過ぎるとだんだんと少なくなるので、一安心なのだが、それでも、目に入ってくるゴミというのは、外出する限り、年中続く。

例えば、先日、街路樹の木を切っている作業をしている道を自転車で通ったときがあった。
僕の通っている歩道とは 反対側の街路樹を切っていた にもかかわらず、木の高い枝をチェーンソーで豪快に切っていたのに加え、風がこちら側に吹いていたため、木くずをたっぷりと含んだ風が僕めがけて飛んでくることになった。案の定、風に乗った木くずは 僕の頭や顔に降りかかったあげく、やはり最終的には目にくずが入るという散々な目にあった。

自分の通っている歩道側の街路樹を切っているのならまだわからないでもないが、車道を挟んで、向かいの街路樹の木くずが降ってくるあたり、これは、そういう因縁に違いない。



目元パッチリなんて程遠い顔なのに・・・・