
ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう
というはなし。
ちなみに僕は、後者の立場です。
第40回 ラーメンのはなし(後編)
前回(第39回 ラーメンのはなし)の続きです。
作家 村上春樹さんはラーメンが嫌いらしい。
僕は彼の小説をほとんど読んだことがないので、全く詳しくはないのだけれど、ネットで調べたところによると、『村上朝日堂』や『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』などのエッセイに、自身のラーメン嫌いについて書いてあるということなので、さっそく借りてきてその部分を読んでみた。そこで、なんとなくまとめてみると、要は、
村上さんは、
中華料理全般が食べられない。→ラーメンは中華料理に含まれているため、食べられない。
ということのようです。
せっかく本を借りてきたのだから、適当に引用してみると、
「…千駄ヶ谷に住んでいた時分、僕の家の近くのキラー通りに美味いという評判のラーメン屋が二軒並んであって、その前を通ると嫌いなラーメンの匂いがぷんぷんするので、僕は家に帰るのにいつも大変苦労をした。…」(『村上朝日堂』より)
「…横浜の中華街なんかとても歩けないし、中華街どころかシュウマイの匂いをかぐのが嫌で横浜駅を降りたくないというかなり重度の(中華料理)アレルギーである。…」(『うずまき猫のみつけかた』より)
「…何かのちょっとした匂いや香りが、耳もとでがんがんと銅鑼のようなものを鳴らして、僕に『これはたまたま中華料理の恰好をしていないだけで、れっきとした中華料理だぞ』と告げるのである。…」(『うずまき猫のみつけかた』より)
から推測されるように、どうも中華料理の匂いというものがダメらしい。
ということで、ここでは、中華料理の共通性を探ってみる。
中華料理の共通性といえば、中華料理店症候群なるものがあったのが思い当たる。
中華料理店症候群というのは、おなじみwikipediaによると、
アメリカ合衆国で中華料理を食べた人が、頭痛、体の痺れなどの症状を訴えたという風評が発端とされた、うま味調味料の摂取のしすぎで起こるとされた症状。現在ではその存在はほとんど否定されている。
とのこと。
つまりは、ここでいう中華料理の共通性とは、たくさん食べて、頭痛や体の痺れをきたす料理が中華料理ということになる。でも、現在では中華料理店症候群の存在はほとんど否定されているならば、これで中華料理の枠を決めるのでは、中華料理がひとつも該当しないことになってしまうかも・・・。
何だか、こっち方面ではこれ以上話がふくらまなさそうなので、
話を元に戻して、
ラーメンには本当に様々な種類があるし、それは日々発展していっているので、
ラーメンっぽくないラーメンだってある。
例えば、つけ麺なんてラーメンっぽくないし、
その他にも、フランス料理のフルコースに見立てたラーメンなどもある。
また、ラーメン味のアイスクリームなどあったりする。
このように、ラーメンっぽくないものだったら、もしかして、ラーメン嫌いの人でも食べられるかもしれないと、思いつつ、『村上朝日堂』を読み進めていくと、その2ページ後のエッセイで、その希望的観測は見事に打ち砕かれることとなった。
どうやら、村上春樹さんはカレーうどんも苦手なようで、その理由は、うどんのなかに、カレーという「明らかに異なったライン上にあるものを放り込まなくちゃならんのか。僕にはまるっきり理解できない。」とのこと。
つまりは、「保守的と言われちゃそれまでなんだけど、要するに平和でのんびりとまともなものを食べたいと」いうことらしい。
ラーメンを例にすれば、ラーメンとかけ離れすぎた革新的なものを出すと、こんなものは まともなラーメンではない!!と、さらに食べない可能性が高いということになってしまう気がする。
普通のラーメンを出そうと、変わったラーメンを出そうと、どちらにしても、村上春樹さんのラーメン嫌いは最強ということですかね。
前回(第39回 ラーメンのはなし)の続きです。
作家 村上春樹さんはラーメンが嫌いらしい。
僕は彼の小説をほとんど読んだことがないので、全く詳しくはないのだけれど、ネットで調べたところによると、『村上朝日堂』や『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』などのエッセイに、自身のラーメン嫌いについて書いてあるということなので、さっそく借りてきてその部分を読んでみた。そこで、なんとなくまとめてみると、要は、
村上さんは、
中華料理全般が食べられない。→ラーメンは中華料理に含まれているため、食べられない。
ということのようです。
せっかく本を借りてきたのだから、適当に引用してみると、
「…千駄ヶ谷に住んでいた時分、僕の家の近くのキラー通りに美味いという評判のラーメン屋が二軒並んであって、その前を通ると嫌いなラーメンの匂いがぷんぷんするので、僕は家に帰るのにいつも大変苦労をした。…」(『村上朝日堂』より)
「…横浜の中華街なんかとても歩けないし、中華街どころかシュウマイの匂いをかぐのが嫌で横浜駅を降りたくないというかなり重度の(中華料理)アレルギーである。…」(『うずまき猫のみつけかた』より)
「…何かのちょっとした匂いや香りが、耳もとでがんがんと銅鑼のようなものを鳴らして、僕に『これはたまたま中華料理の恰好をしていないだけで、れっきとした中華料理だぞ』と告げるのである。…」(『うずまき猫のみつけかた』より)
から推測されるように、どうも中華料理の匂いというものがダメらしい。
ということで、ここでは、中華料理の共通性を探ってみる。
中華料理の共通性といえば、中華料理店症候群なるものがあったのが思い当たる。
中華料理店症候群というのは、おなじみwikipediaによると、
アメリカ合衆国で中華料理を食べた人が、頭痛、体の痺れなどの症状を訴えたという風評が発端とされた、うま味調味料の摂取のしすぎで起こるとされた症状。現在ではその存在はほとんど否定されている。
とのこと。
つまりは、ここでいう中華料理の共通性とは、たくさん食べて、頭痛や体の痺れをきたす料理が中華料理ということになる。でも、現在では中華料理店症候群の存在はほとんど否定されているならば、これで中華料理の枠を決めるのでは、中華料理がひとつも該当しないことになってしまうかも・・・。
何だか、こっち方面ではこれ以上話がふくらまなさそうなので、
話を元に戻して、
ラーメンには本当に様々な種類があるし、それは日々発展していっているので、
ラーメンっぽくないラーメンだってある。
例えば、つけ麺なんてラーメンっぽくないし、
その他にも、フランス料理のフルコースに見立てたラーメンなどもある。
また、ラーメン味のアイスクリームなどあったりする。
このように、ラーメンっぽくないものだったら、もしかして、ラーメン嫌いの人でも食べられるかもしれないと、思いつつ、『村上朝日堂』を読み進めていくと、その2ページ後のエッセイで、その希望的観測は見事に打ち砕かれることとなった。
どうやら、村上春樹さんはカレーうどんも苦手なようで、その理由は、うどんのなかに、カレーという「明らかに異なったライン上にあるものを放り込まなくちゃならんのか。僕にはまるっきり理解できない。」とのこと。
つまりは、「保守的と言われちゃそれまでなんだけど、要するに平和でのんびりとまともなものを食べたいと」いうことらしい。
ラーメンを例にすれば、ラーメンとかけ離れすぎた革新的なものを出すと、こんなものは まともなラーメンではない!!と、さらに食べない可能性が高いということになってしまう気がする。
普通のラーメンを出そうと、変わったラーメンを出そうと、どちらにしても、村上春樹さんのラーメン嫌いは最強ということですかね。
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