ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。
第32回 鳥のはなし

世の中には2種類の人間がいる。それは、ハトを見るとエサをあげる人と、ハトを見ると追いかけまわす人だ。
(でも、エサをあげてたくさんのハトを集めておいて、追いかけまわしている子どもは、昔いたなあ。)


最近自転車で通る道には、よくハトが歩いているのを見かける。
こういうハトを見ると、なぜか追いかけまわしたくなってしまう。というか実際に、追いかけまわしている。
それについての、言い訳じみた自分なりの意味づけをしておくと、

ハトは、人間にあまり警戒心がない。
  ↓
少々近づいても、飛んでいかずにちょこまかと走って逃げるだけ。
  ↓
羽根があるならば、羽根を使えばいいのに・・・。
  ↓
何が何でもハトに羽根を使わせるっ!!
  ↓
ハトを追いかけまわす。

という感じになる、のかな・・・。

とはいっても、ハトというのは、思ったよりもなかなか捕まらないものだ(もちろん実際に捕まえるわけではないのだけれど)、と今更ながらに思ってしまう。

ところで、ハトを追いかけまわしていて思ったのは、ハトは、あとずさりしない、ということだ。そういえば、回れ右もしない。
どんなにハトの目の前を通ろうとしても、ハトはすばやく前を突っ切るか、ちょっと距離があると、Uターンしてしまう。

しかしまあ、例えば、人が鬼ごっこをしていて逃げているときに、いちいち、右足を一歩下げて かかとを使って180°回転して・・・というような七面倒くさい動作をすることはないことを考えると、ハトだって回れ右をしないのは当然かもしれない。
とはいっても、ハトがあとずさりしないのは、僕にとっては少々驚きだ。鬼ごっこの例を考えても、あとずさりぐらいはするはずなのだ。

そこでふと思ったことは、
ハトに限らず、どんな鳥も、あとずさりしないのでは??
ということだ。
そう思って、スズメでも試してみようと試みたのだけれど、なにせ、ハトよりも警戒心が強いスズメは、ちょっと近づくだけですぐに飛んでいってしまうので、あえなく、断念してしまった。(ちなみに、カラスでも試みたが、やはり断念してしまった。)

このため、実際はどうかはわからないけれど、それでも、考えてみると、
犬や猫なら、あとずさりしている図、というのは何となくイメージしやすいけれど、鳥があとずさりする図というのは、何だかイメージし難い気はする。


ところで、ついこの間、やはり自転車をこいでいると、向こうの方から、スズメが飛んできているのを発見した。のもつかの間、そのスズメは頭上を飛んでいくと思いきや、いきなりぶつかってきた。
追いかけてもすぐ飛んでいってしまうスズメなのに・・・。
・・・はっ! もしかして、あまりに追いかけまわしていたから、その仕返しか!?