ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。

第23回 電車のはなし


世の中には2種類の人間がいる。それは、座席をゆずる人と座席をゆずらない人だ。


座席をゆずるか座席をゆずらないかというのはもちろん、お年寄りに対して電車の座席をゆずるかどうかということだ(もちろん電車以外にも、バスや地下鉄なども可)。

結局のところ、座席をゆずる人が良くて座席をゆずらない人が良くない、ということなのかもしれないけれど、やはり、座席をゆずる人はもちろん、座席をゆずらない人もゆずらないなりの言い分があるはずなのだと思う。

まずは、お年寄りの人に席をゆずる人は、
電車内でお年寄りが立っているのはなかなか、しんどそうなので、席をゆずってあげるという感じなのだろう。
つまり、お年寄りの人の気持ちを考えているというわけだ。

一方で、お年寄りに席をゆずらない人も、
やはり、お年寄りの人の気持ちを考えているといっていいかもしれない。

例えば、座席をゆずるかどうかの見極めるポイントに、お年寄りかどうかが挙げられると思う。(普通の学生さんっぽい感じの人に特に理由もなく、わざわざ席をゆずったりはしないだろうし、他にも例えば女子高生風の人に、理由もなく(特に男が)席をゆずったりしたら逆に怪しい目で見られるに違いない。)
ということは、席をゆずった人というのは、席をゆずることで、その人をお年寄りだと見なしているということになると思われる。
ところで、やはり多くの人は、年寄りに見られるよりも、若く見られたいと思っているはず。
なので、そこで席をゆずってしまうと、席をゆずった人が、あなたはお年寄りだと暗に言っていることになってしまうことになるのではないのか。つまり席をゆずることで、ゆずられた人が、自分は年寄りではないし、そう見られたくもないと思ってた場合、好意どころか逆にその人を傷つけてしまうかもしれない。
そのため、その人の気持ちを考えて、席をゆずらないことにしている。

という考え方などだ。


それでは、結局のところ、座席はゆずった方がいいのか、ゆずらない方がいいのか。
僕の場合は、
どちらがより良いかを考えるのが面倒なので、そのような状況にならないよう、なるべく電車を使わないようにしている。
(とはいいつつも単に、非活動的なので、電車などを使わなければ行けないほど遠くには出て行かないというだけなのだけれど。)