ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。

第20回  ペンのはなし


世の中には2種類の人間がいる。それは、字が上手い人と字が下手な人だ。


今回はトイレのはなしではないけれど、テレビを見ていたら、びっくり。今や血圧や尿糖値がはかれるトイレなるものまであるのだそうだ。なんとハイテクな…


では、今回のはなしに戻ります。

いまどき万年筆を使っている人というのはなかなか見かけない。
(かといって、昔も万年筆を使っている人というのは見かけたことがなかった。
例えば、僕が幼稚園に通っていたとき、僕の身の回りでは誰一人として万年筆を使っていた幼稚園児はいなかったし、それ以前にも、僕が物心のつく前、万年筆を使っていた人がいた覚えはない。)

そいうわけで、あいにく僕は今まで万年筆を使う機会がなかった。
そのため、万年筆とボールペンの違いというものがいまいちよくわからない。

もちろん、どちらがボールペンでどちらが万年筆かを見分けることぐらいはできるのだけれど、
でもそれは、表面的な違いというものであって、もっと本質的な違いというものが、よく分からないのだ。
どちらも似たような細さの文字が書けて、消しゴムで消せないという点では同じではないのか。


とは言ってみたものの、違いを考えてみると無いこともない。
本質的な違いかどうかは分からないけれど、イメージ的には、万年筆を使っている人のほうがなんか、おしゃれで字がきれいっぽい、という感じはするのだ。(しかしこれは、本質的違いというより、単なる偏見か…。)
偏見だとしても、万年筆を使っているのに、字がとても下手という人は、やはりなかなか想像し難い。

ところで、僕はあいにく、字を書くのが苦手だ。どう頑張ってもミミズのようなへたくそな文字しか書けない。急いで書いたときなどは自分でも何を書いたか分からないこともしばしば。
例えば学校などで、隣に座っている人に板書したノートを見せてと言われて、快くノートを貸すと、それ以後は必ずといっていいほど、二度とその同じ人にはノートを見せてと言われなくなるぐらい、下手なのだ。
そのため僕は、もし万年筆を使う機会があったとしても、決して使わないだろう。

でも、見方を変えてみると、万年筆を使っている人で字が下手な人がいないということは、もしかしたら、万年筆で書くと、どんな字が下手な人でも、字が上手く書けるのかもしれない。

それなら、一度、万年筆を使ってみようかな。


でもそのときは、事前に、ボールペン字講座をうけてからにしよう。