ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。

第14回 野球のはなし 


世の中には2種類の人間がいる。それは、野球が好きな人と、野球に興味のない人だ。


野球に興味のない人にとって、野球で気になることと言えば、どちらのチームが勝ったとか、負けたとかではもちろんなくて、延長するか、しないのか、ということなのだろう。
テレビで野球中継をしているとき、延長するとなると、その後の番組が繰り下げになって、特に、予約で録画をしている人にとってはものすごく弊害になるわけだ。(野球に興味のない人に限って野球の後にやるドラマやバライティーを楽しみにしていたりするものだったりする。)

そのためか、最近は野球中継をするときに、延長して放送しなくなっている。
年々、野球中継を延長することが少なくなり、最終的には、野球中継は延長なし、ということになる日も近いのかもしれない。

しかしながら、延長なしで放送するということは、それはそれで問題だと思う。
延長なしということになると、野球においてもっとも大切な試合の結果がわからない。もちろん、11時頃(もしくはそれ以降)からやっているスポーツニュースを見ればわかるのだが、これでは、わざわざ野球中継してライブで放送している意味がない気がするのだ。

例えば、野球以外のスポーツで考えてみればわかりやすい。
バレーで、第3セットが始まってしばらくしたら、
「残念ながらお時間となりましたので番組はここで終了させていただきます。」
とアナウンサーに言われてしまうことは考えられない。またその他にも、相撲で考えると、
「時間の関係で、本日の結びの一番は放送できませんでした。ご了承ください。」
と言って、相撲の中継が終わってしまうことなんて、あり得ないだろう。

別の言い方をすれば、延長しないということは、結末がわからないまま終わるということだ。もちろん、そのような場合多くの局では、その後のドラマなどの時間に、上のほうにテロップで、

プロ野球試合結果 広島-横浜 6-5 

とか出ることになる。しかしそれでは、何か味気ない。
例えば、テレビでお笑いのライブ番組をやっており、そこで若手お笑いのコンビが漫才をしていたとする。結末がわからないまま終わるということは、この場合で言うと、いよいよオチとなったときに、
「残念ながらお時間となりましたので番組はここで終了させていただきます。」
とアナウンサーに言われて、結局最後はどうだったの??というふうに、なってしまうようなものなのだ。
もちろん、その後のドラマやバライティーの時間に、上にテロップで、

前番組の漫才の結果 ボケに相方がツッコミを入れて漫才が終わる

とか出るわけだ。本当に味気ないし、だいたいこれでは全然面白くない!


以上をまとめると
野球に興味ない人に考慮して野球中継の延長をなしにする
     ↓
野球中継を見ても最後の結果が分からなくなる
     ↓
野球の好きな人はテレビで野球中継を見なくなる
なるほど、これでは、野球の視聴率が下がるはずだ。

テレビ局は、地上波デジタル放送とかいって、画質をよくしたり双方向にしたりといろいろしているようだけれど、そのようなことよりも前に、そもそも、野球が好きな人と野球に興味のない人の両方が満足するような仕組みを作ってもらいたいものだなぁ。(こんなことを言っていても、実際のところは、地上波デジタル放送が何なのかいまいちよく分かっていないのだが…。)

と思いつつも、念のために地上波デジタル放送について調べてみた。すると、なんと地上波デジタル放送には、ひとつのチャンネルで複数の番組を放送できるマルチ編成というものがあって、それを用いればメ

「残念ながらお時間となりましたので今回のコラムはここで終了させていただきます。」