ライター:なかいち
世の中には2種類の人間がいる。それは、すぐ人を2種類に分けたがる人と、それを聞いて「人は2種類なんかに分けられるわけない」という人だ。こんな風に、勝手気ままにいろいろな角度から、人々を分類してしまおう というはなし。 ちなみに僕は、後者の立場です。

第12回 葉っぱのはなし 


世の中には2種類の人間がいる。それは、桜餅の葉を食べる人と桜餅の葉を食べない人だ。


ちなみに僕は、桜餅を食べるときは葉も一緒に食べる方です。

とはいえ、桜餅を食べるときいつも思うことは、「桜餅の葉ってしょっぱくてまずい」ということだ。
なんで甘い餅にしょっぱい味が付いているのだ!と思っている。甘さを引き立たせるためにおしるこに塩が入っていたり、スイカに塩をかけたりするのとは訳が違う。桜餅の葉というのは、しょっぱさが尋常ではない。甘い味よりもしょっぱい味が勝っているといっていい。イメージで言うと、酢豚にパイナップルが入っていたり、マヨネーズで和えたサラダにリンゴが入っているようなものだ。

では、なぜしょっぱくてまずいと思っている桜餅の葉を食べているのか。


それは、単なる先入観 です。


僕は不覚にも、何の根拠も無く、桜餅の葉というのは当然のことながら万人が葉を食べるものなのだ、だからしょうがないから食べようと考えていたのだった。
だから、桜餅の葉を食べないという選択肢があることを知ったときは、桜餅の餅とあんこの部分しか食べない人を見たときと同様の驚きがあった。

しかしながら、桜餅の葉を食べるという選択肢があることを知った今でも、桜餅を食べるときは、今まで通り、葉も一緒に食べることにしている。
というのは、食べることが可能な部分にもかかわらず、そこを食べずに捨てるなんてもったいない、と考えてしまうからだ。(出た!MOTTAINAI精神!!)

さらには、「なんか、まずいものって体に良さそう・・・」という先入観を持っているためでもある。

しかし、調べていくと、桜餅の葉は体に悪い(体にそう良いものではない)らしい、ということがわかってきた。
あの桜餅独特の香りの素ともなっている、桜餅の葉に含まれている成分が、血液サラサラにする効果もある一方で、肝毒性すなわち、肝臓にとって害がある、というのだ。
せっかく体に良いと信じて食べてきたのに、まったく、裏切られた気分だ。

ちなみに、桜餅の葉に含まれるこの成分の名称は、クマリンというそうだ。
肝毒性という、いかめしい効能があるにもかかわらず、その名称が・・・クマリン。
なんだ、このかわいらしい名前は・・・


くまりんの攻撃:肝臓に5ポイントのダメージ


またもや、裏切られた気分だ。